ドイツ1日目〜小生、ドイツの地を踏む〜

あんまり映画見られなかった。眠すぎて。麒麟の翼、英国王のスピーチヒューゴの不思議な発明デンジャラス・ランの4つ。

飛行機の偏光板の窓すごい!機長からもコントロールできるし。

フランクフルトの空港にて、到着ゲートが無いという謎の事態で、しばし待機。今までに経験したことないイベントばかり起きる。幸先不安と見るか、レアな体験を楽しめるか。同じ物事は気持ちをだけで、違う側面を見せる。

問題はカールスルーエまでの行き方がわからないってことだよね。電車のチケットを買うのにも一苦労。いでよ!地球の歩き方

電車の中での欧米人特有の体臭とか、それを消すための石鹸や香水の匂いが、日本との差を感じさせるし、海外の空気の纏わり付きを感じる。それに、ちょっぴりの孤独感も。気持ちを一歩前に。怯えで腰が引けると、もっとどうしようもなくなっていくのは、スキーと同じ。怖さがあるときほど、体勢を一歩前に。

次の留学は妻と一緒っていうのがいい。

電車を乗り過ごす。15:18初のチケットを15:16に買った俺も悪いんだけど。発車時刻の2秒後に出やがった。なんて時間通りな国なんだ。

同じチケットで行ける次の電車まで3時間あるらしいから、ちょっとお金を出して早めの時間に付けるチケットに変更。明るいうちに着きたい。

フランクフルトの駅はWiFi使い放題で快適。インターネットに解放された瞬間なのか、インターネットに縛られた瞬間なのかはグレーゾーンだけど。

と思ったら今度は、俺の乗る電車が10分遅延。なんてこったい。ホームがよく分からなくなって猛ダッシュ

電車でとなりの席に座った女の子がすごい勢いでチーズを食べ始める。めっっっっちゃ臭い。でも、ちょっと食べてみたい…。

「ゲストハウスの鍵はきみの部屋に置いておいたから。でも、今日僕はオフィスにいないから、適当に住人のベルを押して、誰かに玄関のドアを開けてもらってね!じゃ、また!」ってメールをもらってたけど、予想通り誰も出てくれないよね。玄関でヒトが偶然に来るのを待つ。

なかなか広い部屋!居心地良い!目の前が教会で、時たま轟音の鐘が鳴り響くけど。ゴーン、ゴーン。

窓のドアが閉まらないから、うりゃって力入れたら、豪快にバキッて音を立てて閉まらなくなった。間違いなく何かが折れた。もういいや。

散歩。「右も左も分からない」とは、このことか。いや、右はわかるぞ。箸を持つ方だ。「右に行くとどこに着くのかも、左に行くとどこに着くのかも分からない」だ。日本語は正確に。

ゲストハウスのすぐ近くに、いい感じのパブを見つけた!店の名前も、俺の知ってるほとんど唯一のドイツ語が二つくっついてる。Bierakademie Karlsruhe。カールスルーエのビールアカデミー!ほら、想像するだけでワクワクなパブじゃないか。

最高。言うことない。樽生が一杯250円。瓶が190円。樽生が常時20種類以上。毎日ここでもいい。 こんなに安くて、こんなに美味い!このビールを飲むだけで、ドイツで良かったと思える。Bitburger PilsとPaulaner Hefeを大ジョッキで。フランス対スペイン放映中。

アメリカに行きたい気持ちもあったし、今でもあるけど、どこかで科学者としてヨーロッパサイエンスを感じたかったし、旅人としてヨーロッパに触れたかった。今しかないと思ったんだよね。

常連さんがヴァイツェンにコーラをホントにちょっと入れてる。隠し味?当然みたいに入れてるけど、僕としてはすごく新しい。習慣ってすごいってたまに思う。当たり前は角度を変えれば、当たり前じゃない。実は「新しさ」の発見の第一歩は、新しいことを探すことではなくて、目の前にあるあまりに当たり前の事柄の再考にあることを知っている研究者は意外に少ないと思う。

日が長すぎて時間感覚が狂う。もう21時半だけど、明るさは日本の16時くらい。全然明るい。明るいうちから飲むという、嬉しい背徳感を毎日味わえる街。駒形どぜう的。

帰り道、ちょっと小腹が空いて、通りにあるテイクアウトの店で揚げたてポテトとカレートマトルーのソーセージを注文。旨さがやばい。気をつけないと、この国は絶対太る。

日没22時。